結露は大敵と言われますが、冬には加湿器を使用したり、人にとっては湿気も必要だと思います。矛盾するようでもあり、どう考えればいいのでしょうか?


おっしゃる通り、自然の湿気は人にも家にも必要です。だから、気密化しすぎず家の中と外の空気を循環するとともに湿気を逃がす。つまり、「家が呼吸する」ことが非常に大切になってくるというわけです。 大気中の湿度は1日に40%以上変動し、人は1日に1リットル以上の水分を家の中に放出するので、家も呼吸しなければなりません。呼吸する家は大きな調湿能力をもっているため、ホルムアルデヒドなどの化学物質もこもりませんし、結露してカビやダニが発生しアトピーやアレルギーの原因もつくることもありません。


ちなみに、室内の湿気は人だけでなく、さまざまなものから発生します。お風呂の水は表面積が広いため、とくに蒸発・拡散しやすく、洋式トイレの蓋を始終開けておくのも結露の原因になります。煮炊きによる水蒸気や洗濯物を部屋で干すのも結露の発生源。さらにガスや石油の暖房機でも水蒸気は発生します。 これまでの住宅はこの室内で発生する湿気に目をつむってしまったものが多かったのです。このように外からの湿気だけでなく室内に発生する湿気にもきちんと対処し、さらに壁体内結露も解決しなければ無結露にはなりません。それを可能にしたのが、呼吸できるWB工法の家です。
日常生活で発生する水蒸気
人間        毎時20〜60グラム
開放型暖房機    110〜160グラム(1000キロカロリー当たり)
浴槽(開放)    毎時500〜1000グラム
調理(フタなし鍋) 毎時1400〜1500グラム