二重の通気層を持ち、壁体内に空気を通す。また、通気口に取り付けられた開閉装置を開け閉めできるという点など、他の通気工法と似ていると思いますが?


確かに二重の通気層と開閉装置があることでは、他の通気工法と通気断熱WB工法は似ているように見えます。しかし、もともとの発想に大きな違いがあります。それは以下の3点に現われています。
WB工法の家はすべての壁に透湿素材(自然木など)を使用する事が大前提である点です。それはシックハウスなどの元になる化学物質を室外に出し、アレルギーやアトピーに原因になるカビ・ダニの温床となる結露を室内にも壁体内にも発生させないのが目的だからです。壁を透湿素材にすることによって、室内の湿気は通気層を通り屋外へとぬけていきます。有害な化学物質は揮発性なので湿気があると室内の空気に混じって溶け出しますが、透湿性の壁でないとこれもぬけていくことができなくなります。

通気を制御する開閉装置が自動で開閉する点。形状記憶合金製の開閉装置は、通気断熱WBシステムの特許製品であり、温度の寒暖により自動的に開閉します。ほかの工法では、人が手動で動かすという手間がかかってきます。もちろん、WB工法の家のこの開閉装置は電動ではありません。冬期には自動的に閉まり、夏期には自動的に開く。そのうえコストはゼロ。効率的に省エネを実現する目的を達成しています。

特許取得したサーキュレーターで天井と床の温度差も解消する点です。室内の天井に取り付けたこのサーキュレーター「ヨドマーズ」は室内空気循環装置。室内の空気を穏やかに対流させて、空気の淀みや床と天井の温度差を解消。暖房時に天井付近だけが暖かくなり、冷房時に足元が冷えすぎることを防ぎます。暖房時に足元まで暖めようとすると光熱費がかさみますから、省エネにも効果的。結露やカビを押さえる効果も実証済みですが、一般の対流装置のように風を直接感じることもなく、風音もありません。消費電力も1日(24時間稼働)で8円程度です。

★通気断熱WBシステムの特許技術★

形状記憶式自動開閉装置 ハットヘルス



夏には壁内部からあがってくる熱せられた空気を排出。冬は閉じて保温層をつくります。


形状記憶式自動開閉装置 アンダーヘルス



形状記憶合金が温度変化に反応し、床下への空気の侵入をコントロール。アンダーヘルスは壁内への空気の流入をコントロールします


形状記憶式自動開閉装置 ルーフヘルス



軒下から屋根への空気の流量を温度によってコントロール。


室内の温度をコントロール ヨドマーズ/シーリングファン/フローヘルス


ヨドマーズ
シーリングファン

室内の上下の温度をなくすヨドマーズ。室内の上部、下部の温度差を縮めます。風音もなく、体に風を感じることもありません。そのうえ、1日の消費電力は24時間稼働しても8円程度と経済的。 空気対流扇(シーリングファン)は階段室や吹き抜けに使用。冬期には2階天井と1階床の温度差を縮め、夏期には屋根からの焼け込みを2階の窓から逃がします。


フローヘルス