「い内科クリニック」井 益雄 先生にお話しをうかがいました

長野県上田市にある「い内科クリニック」

「治療は、医療1/3、自然の力1/3、人の力1/3」という院長の井益雄先生。自然の力と人間本来が持つ免疫力を大切にしている先生の医院はぬくもりを感じる木造。その後、さまざまな工法を見学して、通気断熱WB工法で自宅を建築した。


 見かけだけではなく心身ともに楽になる家

い内科クリニックは足を踏み入れた途端になんとも心休まる空間。これほど木のぬくもりのあふれた医院はこれまで見たこともない。「6年前に建てたんですが、建築家の方にとにかく患者さんの心身が楽になるような空間をとお願いしました」

い内科クリニックの内部。木のぬくもりと患者さんへの井先生の愛情が伝わってくる。
とはいえ、設計当初は「木は医院に向かない」といわゆる病院らしい冷たい感じの造りを提案されたという。

井先生はそれをことごとく説得し、なんとか建築家にも理解してもらい、いまのカタチに完成した。大きい建物であり借地であるため、土地を返すときにできるだけゴミにならないようにしたいというのも木造にした理由だ。

「ただ残念ながら、そのころはまだ通気断熱WB工法に出合っていなかったんです。それで、ここは見かけ上の癒しにしかできませんでした」