カゼ薬はカゼの症状だけを改善するもの

熱が出ないようにと解熱剤を飲んでしまうと、リンパ腺は活躍できなくなり、抗体もつくられなくなります。目に見える部分では、熱が下がっていいと思うかもしれませんが、これだと、次に同じ型のインフルエンザがカラダに入ってきても、抗体ができていないためにまたカゼにかかってしまいます。そうして「私はカゼをひきやすいんだ」という話しになってしまうわけです。

カゼ薬というのは、じつはカゼの諸症状を直すものなのです。薬局にいくと「どんな症状ですか? それならこの薬がおすすめです」といわれるのは、そのためです。
だからといって「カゼ薬を飲まないように」とは言いません。赤ちゃんやお年寄り、カラダの弱い方など、カゼの症状(たとえば高熱)に耐えられないカラダの方もいらっしゃるわけですし、実際、カゼ薬はカゼのために発生した症状を直してくれるわけですから。

ただし、ここで大事なことは「カゼ薬はあくまでも症状を緩和してくれるもの。本当に次にカゼをひかないようにするためには、薬を飲んで熱を下げるのではなく、熱を出して、カラダ自身の免疫力を上げなくてはならない」ということを知っておくこと。
そのうえで、薬を飲むか、飲まないで健康になるほうか、自分で選ぶことが大切であり、知らないで薬信仰を続けるのはとても残念なことなのです。